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2021.09.16
オフショア開発知識

収益アップできるECサイト構築の8つの手順を徹底解説!

近年のEC(eコマース)の市場規模は目に見えて拡大しており、個人向けが19兆円強、企業向けは330兆円を超える勢いを見せています。それでも国内全体のEC化率は8.08%にすぎないため、今後のEC市場の伸びしろは、はかりしれません(2021年7月経済産業省統計参考)。 

ただ、その必要性はわかっていても、EC未経験者にとってはどのようにECサイトを構築して良いのか戸惑う、というのが正直な気持ちかもしれません。そこで今回は、ECサイトの基本から、収益アップできるECサイト構築の8つの手順、さらに、ECサイト構築の重要アイテムやポイントについても詳しく解説します。この記事を参考にして、ぜひどこにも負けない素晴らしいECサイトを構築してください。 

ECサイト構築の種類

ECサイトの構築方法にはおおまかに3つのパターンがあります。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。 

マーケットプレイスを利用する 

ECサイトの中でももっとも手早く運用できるのが、モール型ECといわれるマーケットプライスです。Amazonや楽天がわかりやすい例ですが、もともとウェブ上に大型ショッピングセンターのようにプラットフォームが用意されていて、そこに手数料を支払って出店するスタイルです。 

マーケットプライスなら集客力が高く、自分でサイトを用意する必要もなければ、支払方法や配送システムについての仕組み作りをする手間もかかりません。契約スタイルによっては、梱包や配送、カスタマー対応までフルフィルメントで代行してくれるので、その意味では初心者にとって好都合でしょう。ただし、サービスによっては手数料が高くなるので利益率が下がるのと、ライバルが多いため過剰な価格競争に巻き込まれる恐れが高いです。 

プラットフォームサービスを利用する 

ECサイトのプラットフォームサービスは、ある程度枠組みが作りこまれたフォーマットを利用するので、サーバーが必要ないのと短期間でリリースできる点がメリットです。BASEやSTORESなどの無料サービスとShopifyなどの有料サービスがあります。いずれも、自分好みにカスタムできますが、無料の場合はアレンジできる範囲が限られているため、自由度やオリジナリティを重視するなら有料がおすすめです。 

自社で制作する 

最後は、自社ですべて一から制作するパターンです。といってもすべて自前というのは、それなりのスキルと経験を持つエンジニアが必要なため、多くの場合はシステム開発業者にアウトソーシングすることになります。予算はかかりますが、理想通りの操作性やデザインに寄せることができるうえ、オリジナリティを追求したり、ユーザーのニーズやトレンドに応じて柔軟に改善できる点が、大きな魅力です。 

ECサイト構築の8つの手順 

それではここから、収益アップできるECサイト構築の手順を8つに分けて説明していきます。自社で製作することを前提としたプロセスになりますが、どのようなECサイトを構築するのかによってその中身も異なってくるので、自身の計画や考えと照らしあわせながら読み進めてください。 

コンセプト定義を行う

ECサイト構築のうえでもっとも基本となるのが、コンセプト定義です。コンセプト定義は開発プロセスすべての土台といって良いでしょう。どんな目的で、どんな機能があって、操作性や購入に到るまでのイメージ、さらにデザインや予算、開発期間など、を社内でしっかり議論します。そして全体像が具体化したら開発業者に提出する「提案依頼書(RFP)」を作成しましょう。 

開発業者を選定する 

コンセプト定義ができたら次は開発業者の選定です。開発業者といっても実にさまざまで、業者によって得意分野もコストも異なります。実績や評判をよく調べて、できれが1社ではなく複数の相見積もりの末に決定するの方が良いでしょう。その際は、国内と限定せず、優秀なエンジニアを多く抱え、かなりの低予算で高い開発力が期待できるオフショア開発(ベトナムなど海外企業に委託)の検討もおすすめです。 

<参考> 

ベトナムでのオフショア開発のメリットとは?人気の背景と注意点も紹介

要件定義を行う 

開発業者が決まったら、すでに提出した提案依頼書をもとに開発業者から出される提案を見ながら、依頼側と開発側の両者でしっかりと議論を深めていきます。これが要件定義で、開発の骨子となります。要件定義にはじっくりと時間をかけるのが理想です。 

というのも、ここで双方に勘違いや思い過ごしがあると、いざ成果物が完成した際にイメージと異なり責任のなすりつけ合いや軋轢を生む原因にもなりかねません。しかもやり直しとなれば、大きなコストと時間の損失にもなるため要注意です。 

このようなトラブルなく、開発が順調に進むためにはどうすれば良いのか、要件定義の内容について具体的に解説しましょう。 

<参考> 

開発が成功する仕様書とは?書き方と注意点も徹底解説

ECプラットフォームを選定する 

まず冒頭で説明した構築するECサイトの種類を選定します。これによって、開発プロセスやコストも異なります。 

ECモール 

自社開発の場合は関係ありませんが、Amazonや楽天に代表されるECモールはもっとも手早くECに参入できる方法です。 

ASP 

ASPは、ECサイトのプラットフォームサービスになります。自社でサーバーを持つ必要がないため低コスト(0~数万円程度)でスタートでき、ある程度の予算でカスタマイズもできるので、オリジナリティを出せる効果もあります。ただし、プラットフォーマーが倒産するなどしてサービス不全に陥ると使用できなくなる恐れがあります。 

パッケージ型 

パッケージ型は、すでに作りこまれたフレームワークをベースに自社でカスタマイズしてリリースするスタイルです。後述するフルスクラッチに比べて開発の手間や期間が短縮できるうえ、低コストで済みます。トレンドの便利機能や連携システムなどが内蔵されているので、より実践的なサイト構築が可能でしょう。ただし、初期費用に数百万円以上かかる場合もあるので、しっかりとした予算確保が必須です。 

オープンソース型 

オープンソース型は、ネット上で無料提供されているサービスです。ASPに比べて自由度が高いので、オリジナリティを発揮できる反面、無償ということもあり(ただしサーバー自分たちで調達が必要)、バグなどのトラブルが発生してもすべて自己責任となります。 

フルスクラッチ型 

専門業者に一から開発依頼するのが、フルスクラッチ型です。パッケージも何も利用せず、フロントエンドやバックエンド、デザインなどもすべて一からの完全オリジナルサイトが構築できます。競合と傾向の異なる唯一無二のサイトで訴求力を高めたい場合は、断然おすすめです。しかし、千万円単位のコストがかかるので、まとまった予算確保が必要です。 

予算、開発期間、決済方法・手数料・運送方法を決める 

開発にどれくらいの予算と時間がかけられるのか、依頼者と開発者の間で明確にシェアします。また、クレジット、銀行振り込み、代引き、PayPalなどの決済方法や手数料、配送サービス(運送会社も含め)も具体的に詰めましょう。 

サイトデザインを決める 

ECサイトの生命線ともいえるのが、ページ遷移です。どのボタンからどのページに遷移して購入手続きに誘導するのか、そのルートや操作性はCV率を大きく左右します。ユーザー目線を第一にして、具体的な遷移図面も作成しながらしっかり詰めましょう。 

設計する

要件定義が固まったら、いよいよECサイトの設計に入ります。このプロセスの多くは、専門性が高まるので開発業者に任せることになります。エンジニアがそれを見て開発作業にスムーズにとりかかれるように、専門用語も用いて設計図を作成します。 

開発する

プログラマーやシステムエンジニア、テスターを動員して、具体的にECサイトを構築します。プロトタイプができたら、依頼者立会いのもとにテストも行い、最終形に仕上げていきます。 

商品登録を行う 

EC出品する自社商品を完成したサイトに登録します。既存のデータなどもあれば、新システムに移行させましょう。 

テスト注文する

実際に商品を注文してみて、閲覧→注文→支払い→配送と間違いなくイメージ通りに進めるかを確認します。売り上げなどのデータ形成にも問題がないか、入念に確かめてください。もしバグなどの不具合があれば、完璧に修正しましょう。 

ECサイトをオープンする 

入念なテストを経て問題がなければ、いよいよECサイトのオープンです。 

収益アップするECサイト構築に必要なアイテム

ECサイト構築の手順をお伝えしましたが、収益をアップするためには、これだけでは足りません。強い集客力をもち、閲覧者を確実な商品購入に誘導するECサイトを作るには、さらにこだわるべき重要なアイテムがあります。具体的に解説しましょう。 

クオリティの高いコンテンツを作ろう

ECサイトは「仏作って魂入れず」では、単なる絵に描いた餅となりかねません。この魂にあたるのが、「クオリティの高いコンテンツ」です。 

「この会社はどこか違う」「こんな想いと苦労を重ねて作った商品なら使ってみたい!食べたい!」「この人に逢いたい!」とまで思わせてこそ、数ある競合の中から選び続けてもらえるでしょう。そのために、閲覧者の心に刺さる開発秘話やそれが伝わる動画、使用感やレビューなどのテキストを入念に作りこみましょう。 

見やすい商品画像を載せよう

ECサイトの一番のネックは、商品を実際に手に取ってもらえないこと。質感や香り、味など、触覚や嗅覚、味覚に訴えるのは、システム上どうしても無理があります。そこを補うのが、視覚への訴えです。 

パッと見たときの第一印象はもっともインパクトがあるといえるでしょう。ネットユーザーの多くは、すでに欲しい商品をイメージしていたり、類似品の使用歴があってもっと良いものをと強く望んでいるケースもあります。そのウォンツに的確にアプローチするためには、見やすくて綺麗な画像をアップするにつきます。とくにファッションアイテムや日用品は、さまざまなアングルから撮影した素材を多めに載せましょう。この画像のセンスが、どこまでユーザー目線に立ったサイト作りができているかを評価する重要指標になることを忘れてはなりません。 

訴求力のある商品紹介文を準備しよう

画像とともに大切なのが、商品紹介文です。先ほどの触覚や味覚に加え、聴覚に訴えられない点もECサイトのネックの一つです(動画は別)。とくに尋ねたいことをその場で訊けない、説明してもらえない、というのはユーザーにとって大きなストレスでしょう。 

店員さんと話すことで安心感や購入欲がかき立てられる人は相当数にのぼります。そこを補うために、他社製品と違う点やおすすめポイント、使い方、保管方法、メンテナンスにいたるまで、できるだけわかりやすく丁寧に説明しましょう。もちろんチャットやFAQなど、問い合わせに対応できるシステム作りも欠かせません。 

サーバーを確保しよう

ECサイトは、商品情報や顧客情報などが大量となるため、サーバーの設置が必須です。自社内にサーバーを設置するオンプレミスやネットワーク経由のクラウド、また、通信事業者にサーバーを預けるハウジング、サーバー事業者からレンタルするホスティングの4つの方法が考えられます。 

オンプレミスは、自社管理できますが、初期費用が莫大になります。クラウドは運用が楽ですが、社内システムとの連携に限界があったり、サイバー攻撃などセキュリティ上の課題が残ります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、この辺りもしっかり詰めておきましょう。 

SSL証明を利用しよう

ECサイトを利用するということは、常にサイバー攻撃のリスクにさらされます。その手法は年々巧妙になるので、けっして見過ごすわけにはいかないでしょう。その対策の一つとしてSSL証明の利用があります。 

ECサイトでは、大切な口座番号や電話番号などの個人情報を入力のうえパスワードを設定してアカウント登録を求めるのが一般的です。SSL証明書は、通信データを暗号化することで、ブラウザとサーバー間で送受信される大切な個人情報を守ります。暗号データはサーバーごとに設けられる秘密鍵がなければ解読不可能で、大変複雑なため第三者に読み解かれることはほとんどありません。さらに、SSL証明は、そのECサイトが間違いなくその本人のものであることも客観的に証明します。 

ECサイトをリリースするということは、集客力も売り上げも各段にアップする可能性が高い反面、情報漏洩などにより社会的信用を失うリスクもはらみます。よって、SSL証明は認証局に依頼して必ず利用するようにしてください。 

ECサイト構築で忘れてはならない重要ポイント

最後に、ECサイト構築のうえで忘れてはならない重要なポイントについて、さらにお伝えします。 

特定商取引法の文面作成

ECサイトを開設する場合は、必ず「特定商取引法」に基づく表記が必要です。理由は、直接対面することのないネットショップ開設者との取引で、消費者を不安にさせないためです。詳しくは、消費者庁の特定商取引法ガイドラインに記載されています。 

業態によって表示内容は若干異なりますが、基本的には、会社名、責任者、所在地や連絡先、支払方法、返品・交換などについて表示する必要があります。 

プライバシーポリシーの作成

プライバシーポリシーは、いわゆる個人情報保護方針のことです。ネットユーザーがとくにデリケートになりやすく、業者としても何かにつけて厳しく責任が問われる分野といえるでしょう。 

個人情報をどの様に取り扱うのか、利用目的や第三者提供など、その方針や指針を記載します。他に利用規約の表示も必須です。かなり細かく規定することになりますが、万が一の際には大きくものをいうので、単にマニュアルをそのまま使うのではなく、自社の運営内容に即したものとなるように作成しましょう。 

メールフォーマットの文面作成

ECサイトの場合、ユーザーとのやり取りはメールが主となります。よって、アカウント登録が済んだ際の挨拶やお礼、注文を受けた後や商品購入後の確認やフォロー、PRなど、各メールのフォーマット文はとても大切です。紋切り型とならず、ショップならではのおもてなしの心や感謝の気持ちが伝わる文面を心を込めて作成しましょう。 

まとめ  

Eコマース, オンライン, 店, ユーロ, お金, 買う, 購入, 買い物

収益アップができるECサイトの構築法や押さえるべきポイントについて詳しくお伝えしました。 

レリパは、経験豊かなエンジニアが数多くのECサイト構築に携わってまいりました。「どうすれば集客力がアップするか」、「CV率が上がる仕掛けは」、「また訪れたくなるECサイトとは」など、貴社の望みを高い精度で叶えるノウハウを豊富にもち合わせています。ECサイト構築をご検討なら、いつでもお気軽にご一報ください。