今、ベトナム人エンジニアがアツい!人気の理由4つと採用の注意点を解説

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近年、日本国内ではIT人材が不足している状況を受けて、外国人エンジニアの採用が過熱しています。そのなかでも特に高い人気を集めているのは、ベトナム人エンジニアです。
優秀なスキルを持っている人が多いのはもちろん、日本人との相性も良いので、採用している企業が増えてきています。

そこで今回は、ベトナム人エンジニアが人気を集める理由やビジネスの観点から見た特徴、採用するときの注意点などを解説します。

ベトナム人エンジニアの採用が人気を集める4つの理由

外国人エンジニアのなかでも、なぜベトナム人エンジニアが人気を集めているのでしょうか。その理由を4つ紹介します。

ベトナムには優秀なIT人材が豊富だから

ここ数年、ベトナムは著しい発展を遂げています。特に経済面での発展が目覚ましく、GDPや世帯所得も大きく増加していますが、それに寄与しているのが他でもないベトナム人エンジニアです。

実際、ベトナムは国を挙げてエンジニア育成に取り組み、毎年5~6万人もの新たなエンジニアが生まれているといわれています。また、理数系に重きを置いた実践的な教育プログラムを組んでいるため、技術レベルが高いエンジニアも豊富です。

その証拠に近年では、サムスン電子・HCLテクノロジーズ・アクソンなど、IT関連のリーディングカンパニーがベトナムへの進出・投資に大きな力を入れています。

将来有望な若手人材を確保しやすいから

経済産業省が公開している『医療国際展開カントリーレポート ベトナム編(2020年)』によると、ベトナムは65歳以上の人口割合が7.3%(2018年時点)と低めの数値となっています。日本でも総務省統計局が高齢者人口の統計データを出していますが、同年の同割合は28.1%であり、その差は一目瞭然です。

また、ベトナム人は平均年齢が30.5歳と若く、将来有望な若手エンジニアがあふれているため、日本企業が採用したい「若くて熱意があり、向上心の強い人材」を確保しやすいでしょう。

日本では高齢化の波が企業にも押し寄せています。若い人材を求めるなら、ベトナム人エンジニアが非常におすすめです。

日本語学習者が多く、コミュニケーションが取りやすいから

多くの日本企業がベトナムに進出していることや、国が日本語教育を推進していることから、ベトナムには日本語を学んでいる人が多くいます。文化庁が公開している『平成29年度日本語教育実態調査の結果について』によると、ベトナムは以下のとおり2番目に日本語学習者が多い国となっています。

<日本語学習者の出身国・地域別の内訳>
1位: 中国 76,432人
2位: ベトナム 51,246人
3位: ネパール 12,886人
4位: 韓国 10,328人
5位: フィリピン 9,010人

出典:文化庁『平成29年度日本語教育実態調査の結果について』より

ベトナム人エンジニアが高い人気を誇る理由には、日本語でコミュニケーションが取りやすく、スムーズに仕事を進められるところにもあります。

親日的かつ勤勉な国民性で日本企業にも馴染みやすいから

同じアジア圏ということもあり、ベトナムには親日的な人が多くいます。勤勉かつ真面目な国民性も備わっているので、言葉や文化が異なる日本企業にも馴染みやすいでしょう。

また、ベトナムではバイクをはじめ、さまざまな分野で日本製品が親しまれているため、仕事以外の生活面を考慮しても、日本とベトナム人エンジニアの相性は良いといえます。

ベトナム人エンジニアの特徴

ベトナム人エンジニアの採用を検討しているなら、スキルや働き方などの特徴を把握することが大切です。日本人と異なる部分も多いので、しっかりとチェックしておきましょう。

得意な言語は、Javascript、Java、PHPなど

システムエンジニアやプログラマーを採用する場合、対応できる言語が気になるところでしょう。
ベトナム国内で人気があり、なおかつ需要が高い言語は、上から順にJavascript、Java、PHP、Python、C#/.Netとなっています。

これらはベトナム人エンジニアが得意とする言語ともいえますが、各エンジニアの学習状況や後述するオフショア開発の依頼先によって差異があります。自社の仕事に必要な言語を習得しているか、事前によく確認しましょう。

日本語のほか、英語力も高い

先述したとおり、ベトナムには日本語学習者が多いですが、その他に英語力も優れています。

IT技術について解説しているWebサイトはたくさん存在しますが、それらは圧倒的に英語表記のものが多いです。ベトナム人エンジニアのうち、70.5%がそのような英語表記の解説サイトやブログを参照して自己研鑽に励んでいるというデータがあり、英語を熱心に学んでいるといえます。

近年、日本では社会のグローバル化が進んでいることから、英語力の高い人材が今後もっと必要となることは想像に難くありません。現状を見ると、日本人エンジニアよりベトナム人エンジニアのほうが英語力に優れている傾向にあり、グローバル社会に対応できる人材としても期待が持てるでしょう。

ベトナムのIT業人材の転職率はやや高め

ベトナムにおけるIT企業の年間離職率は10~14%程度、平均勤続年数は約1年8ヵ月となっています。それに対し、日本のIT企業は年間離職率が11.8%、平均勤続年数が6年4ヵ月です。年間離職率はほぼ同じですが、平均勤続年数についてはかなりの差があります。

日本では、終身雇用制度・年功序列制度が現在でも残っている傾向があり、同じ会社で長く働いている日本人エンジニアが多いようです。一方、ベトナム人エンジニアの雇用は欧米諸国のように流動的ですが、勤続年数が4~5年を超えると定着率は格段に上がります。

ベトナム人エンジニアの転職理由を見てみると「収入を上げるため」が68.2%、「仕事環境を改善するため」が46.9%、「より責任ある高度な仕事に就くため」が34.2%となっています。より良い勤務条件でオファーすれば、優秀なベトナム人エンジニアを確保できる可能性が高まると考えられるでしょう。

家庭を大切にし、無意味な「付き合い残業」などはしない

ベトナム人エンジニアは、仕事に関して「家族を養うために働く」「家族を犠牲にしてまで働くのは本末転倒」と考えています。ベトナムのIT企業も日本と同じく激務が多い傾向にありますが、いわゆる「サービス残業」や周りの目を気にした「付き合い残業」はしません。

ただし、納期が迫っていたり、顧客からの急な要請に対応したりするなど、明確かつ正当な理由があるときは、責任を持って残業や休日出勤に対応します。

給与はベトナム国内でもかなりの高水準

ベトナム人エンジニアの月収は、だいたい700~2,000USDです。ベトナムの平均月収が約250USD(約2万7,000円)なので、比較するとかなりの高給といえます。

また、ベトナムは今なお経済成長が続いていて、給与も年々上がっている状況です。したがって、今後も多くの優秀な人材がエンジニアを目指すと予測できます。

ベトナム人エンジニアを採用する際のフロー

ベトナム人エンジニアを採用する場合、ベトナム本国から呼び寄せるか、もしくは日本に在留している人を対象にするかで必要な対応が変わってきます。就労ビザ申請や各種届出など煩雑な手続きも多いため、綿密にリサーチしたうえで対応することが大切です。
ケースごとの採用フローをまとめたので、こちらも合わせてご確認ください。

ベトナムで採用し、日本に呼び寄せる場合

ベトナム本国から呼び寄せる場合の採用フローは、以下のとおりです。

1. 就労ビザが取得可能か確認する
ベトナム人エンジニアの採用が決まったら、その人に担当してもらう業務内容、これまでの学歴・職歴などが就労ビザの取得要件を満たしているかを確認します。

2. 雇用契約を結ぶ
ベトナム人エンジニア本人と直接対面して、賃金や勤務時間といった労働条件を十分に話し合い、お互い問題がなければ書面による雇用契約を結びます。

3. 就労ビザ申請の手続きを行なう
雇用主である企業がスポンサーとなって、その企業の所在地を管轄する出入国在留管理局に対し、「在留資格認定証明書交付申請」を行ないます。

4. 受け入れのための体制を整える
就労ビザを取得して入社が決まったら、借り上げ社宅を準備したり、日本語教育用のスクール・教材を選んだりして、ベトナム人エンジニアの受け入れ体制を整えます。

なお、書類準備から就労ビザの審査結果が出るまで、通常1~5ヵ月ほどかかります。

日本にいるベトナム人を採用する場合

日本に在留しているベトナム人エンジニアを採用する場合のフローは、以下のとおりです。

1. 在留資格を確認する
ベトナム人エンジニアの採用および業務内容が決まったら、その人に在留カードの提示を求めて、在留資格があるかどうかを確認します。

2. 雇用契約を結ぶ
ベトナム人エンジニア本人と直接対面して、賃金や勤務時間といった労働条件を十分に話し合い、お互い問題がなければ書面による雇用契約を結びます。

3. 就労ビザ申請の手続きを行なう
中途採用かつ業種が変わる場合、もしくは新卒採用の場合、その企業の所在地を管轄する出入国在留管理局に対し、「在留資格変更許可申請」を行ないます。
なお、同業種で採用する場合、入国管理に関する手続きは不要ですが、転職先で合法的に就労できるのかを確認する「就労資格証明書交付申請」が推奨されています。

4. 受け入れのための体制を整える
就労ビザを取得して入社が決まったら、借り上げ社宅を準備したり、日本語教育用のスクール・教材を選んだりするなど、ベトナム人エンジニアの受け入れ体制を整えます。

こちらも書類準備から就労ビザの審査結果が出るまで、通常1~3ヵ月ほどかかります。「すぐ働いてほしいのに就労ビザを取得できない……」ということにならないよう、早めの対応を心がけましょう。

ベトナム人エンジニアを採用する際の注意点 

ベトナム人エンジニアによっては日本での就労に慣れていなかったり、日本語をまだ理解しきれていなかったりする可能性があります。
その辺りも踏まえて、適切なフォローを行ないましょう。

雇用条件は日本人エンジニアと同等にする

企業が外国人労働者を初めて採用するにあたって、迷いやすいポイントは雇用条件です。
ベトナム人エンジニアを採用する場合にも、基本的には日本人エンジニア(正社員)を採用するときと同じ雇用条件を設定しましょう。

賃金があまりに安かったり、正当な理由なく日本人エンジニアと差をつけたりすると、当然ながらベトナム人エンジニアは不満を抱きます。そうなると、優秀な人材がすぐ離職してしまう可能性も出てくるため、雇用条件に関しては国籍を問わず公正・公平に判断しましょう。

なお、コスト削減などを目的にベトナム人エンジニアの採用を検討しているなら、次章で紹介する「オフショア開発」のほうがおすすめです。

仕事上での言語の壁に対する配慮を十分に行なう

ベトナム人エンジニアを採用するうえで、やはり課題となってくるのは言葉の壁です。

ベトナムが日本語教育に力を入れていることは事実ですが、そもそも外国人にとって日本語は難しい言語なので、何でもスムーズに理解できる人はなかなかいません。特に、ビジネスレベルの日本語は難易度がかなり高くなります。

そのため、わからないことをいつでも質問できる体制を整える、難しい言い回しを避けるといった配慮が大切です。ベトナムには勤勉な人が多いので、日本語教育の機会を与えてあげると大きな成長が見込めるでしょう。

日本での暮らしを全面的にサポートする環境を整える

ベトナム人エンジニアに活躍してもらいたいなら、仕事面だけではなく、生活面でもしっかりサポートすることが大切です。

例えば、住む場所です。ベトナム人は一人暮らしを寂しいと感じる傾向にあるので、ベトナム人エンジニアを複数人採用するときは、2~4人が同じ部屋で生活できるように配慮してあげてください。

また、買い物・交通手段・ライフライン・アクティビティなど、日常生活に欠かせない部分も必要に応じてサポートしましょう。

人件費の削減が目的なら、オフショア開発も一つの方法

オフショア開発とは、海外の開発会社もしくは子会社に対して、自社のIT関連業務をまるごと委託・外注するという手法です。ソフトウェア開発や運用保守管理などの業務を任せることにより、依頼元企業は開発コストを大幅に削減できるので、近年大きな注目を集めています。

ベトナム人エンジニアを採用する場合は高い人件費がかかるうえに、一連の手続きも済ませなければならず、かなりの時間を割くことになります。一方、オフショア開発は契約を締結すれば、優秀なエンジニアにすぐ業務を任せられるので、短期間で成果を出してもらうことも可能でしょう。

オフショア開発に関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。

ベトナムでのオフショア開発のメリットとは?人気の背景と注意点も紹介
オフショア開発で直面しやすい4つ課題とは?解決のコツもあわせて紹介
ベトナムオフショア開発、単価はいくら?他国との比較とベトナムを選ぶべき理由
オフショア開発の会社の賢い選び方とは?4つの企業タイプも併せて紹介
オフショア開発の準備手順とは?必ず押さえておきたい7つのステップ
【オフショア開発の体制】受託型・ラボ型の違いから、選び方まで徹底解説
【2020版】オフショア開発の最新動向!ブームの背景と市場の状況を解説
オフショア開発で頻発するコミュニケーション課題と、解決のコツ5選!

まとめ

ベトナム人エンジニアは高いスキルを持った人が多く、国民性も日本に合っています。優秀な人材が欲しいなら、採用する価値は大いにあるでしょう。
ただし、人件費や手続きの時間などのコストがかかりやすいことも事実です。

「コストを削減しつつ、優秀なベトナム人エンジニアに仕事を任せたい」「煩雑な手続きはできればやりたくない」ということを考えている企業担当者様は、ぜひ一度レリパにご相談ください。

レリパは、日本の立命館大学を卒業したベトナム人エンジニア創業のオフショア開発会社です。在籍しているスタッフの多くは国内有数の名門IT大学を卒業しており、Java・.Net・PHP・Rubyといった言語を得意としています。

日本語能力試験で優れた成績を収めたスタッフが多数在籍するほか、日本での勤務経験があるスタッフも在籍しているので、初めてのオフショア開発でも安心して任せていただけるでしょう。TOEIC800点以上の成績を収めたスタッフも複数在籍しているので、英語を使った対応も可能です。

オフショア開発を検討しているのであれば、レリパまでお気軽にお問い合わせください。

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