2022.10.25
MintNFT

NFT で儲けたいなら ミント について理解しよう!方法や仕組み、ガス代についても詳しく解説!

NFT Minting

かつては、「 NFT 」と聞いても何のことか理解できない人が大半でした。しかし、2021年の春頃から一気に認知度が高まり、さまざまなデジタルコンテンツが NFT となって売買されるようになりました。

ところで NFT を販売しようと思えば、必ず「 ミント (Mint)」する必要があります。NFTについては知っていても、 ミント については説明できない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、NFT販売に欠かせない「 ミント 」について詳しく解説します。

NFT ミント の意味と仕組み

NFT の対象となるのは、動画や画像、ゲームキャラクターや音楽などのデジタルコンテンツです。

ただし、デジタルコンテンツを作成するだけでは、NFTとは呼べません。ERC -721というスマートコントラクトを採用したトークンとデジタルコンテンツを1対1で紐付けし、ブロックチェーン上に書き込むことで初めてNFTとなり、これを「ミント」と呼びます。スマートコントラクトとは、プログラムされた契約が自動的に実行される仕組みを意味します。ERC -721という規格によって、デジタルコンテンツに唯一無二の価値が付与されるようになっているため、NFTが作成できるわけです。

NFT は、OpenSeaやRarible、SuperRareといった専用のマーケットプレイス上にミントされる(これをミンティングとも言います)ことで、売買取引が可能となります。厳密に言うと、マーケットプレイス上でNFTを発行した状態がミントで、この時点ではまだ販売できません。あくまでNFTとしての形が整っただけで、この時点での所有権は、デジタルコンテンツの作成者にあります。その後、NFTをいくらで販売するかを設定して初めて売買がスタートでき、これを「リスト(List)」と呼びます。

ミントに使われるブロックチェーンは?

ミントに使われるブロックチェーンでもっともよく知られているのは、イーサリアム(ETH)です。

ERC-721が採用された初めてのブロックチェーンで、イーサリアムを使ってNFTが世の中で最初に ミント 、取引され始めました。いわばイーサリアムはNFTの代名詞的存在で、NFTに火が付くと、その価格は瞬く間に上昇し、ビットコインに次ぐ第2位の人気を得るまでに成長したのです。

ただイーサリアムは、ガズ代といわれる手数料が高かったり、取引に時間がかかったりというスケーラビリティを解消すべく、ポリゴン(POL)やポルカドット(DOT)、ソラナ(SOL)

といった新たな仮想通貨も次々と登場しました。よって、かつてはNFTのミントといえばイーサリアム一択だったところ、今ではコンテンツの種類や特徴に応じて複数から選択できるようになりました。

ミント にガス代はかかるのか?

ミント にガス代が必要かどうかは、マーケットプレイスによって異なります。無料の場合もあれば、数千円程度のコストがかかることもあります。

ただし、最近では「lazy minting」といって、NFTが販売開始された後に ミント され、購入されてからガス代が買い手によって支払われるという新機能が登場したため、OpenSeaや Rarible などでは、NFTの作成者や発行者がガズ代を負担しなくてもよくなりました。

NFT ミント の方法

続いてミントの方法を具体的に説明しましょう。

ステップ1 コンテンツを作成する

まずNFTの対象となるデジタルコンテンツを作成します。

NFTは、世の中で唯一無二の所有権を証明するものであるため、デジタルコンテンツは完全にオリジナルのものでなければなりません。中身は、動画でも画像でも音楽でも良いのですが、コピーはNFTとして認められないため気をつけてください。

ステップ2 イーサリアムを入手する

国内の取引所でイーサリアムを購入します。後述するマーケットプレイスのOpenSeaでは多くのNFTがイーサリアム基盤のため、ミント にもリストにもイーサリアムが必要になるからです。

ステップ3 マーケットプレイスを選択する

デジタルコンテンツが作成できたら、続いてそれをミントするマーケットプレイスを選択します。マーケットプレイスは複数あり、それぞれに特徴やユーザーは違いますが、もっともメジャーでユーザー数が多いのは、「OpenSea」です。よって本記事では OpenSea を例にとって説明します。

ステップ4 ウォレットを作成する

OpenSeaで ミント するにはアカウントを取得する必要があります。そのためには、まずウォレットを作成しなければなりません。

仮想通貨のウォレットの中でもっとも人気が高いのが、「メタマスク」です。よってメタマスクを推奨します。

メタマスク は Google Chrome の拡張機能からインストールしてください。

ステップ5 OpenSea のアカウントを取得する

OpenSea の公式サイトにアクセスしてアカウントを取得したら、メタマスクに接続します。

メタマスク内にステップ1で購入したイーサリアムを入金します。

ステップ6 NFT をミントする

OpenSea トップ画面右上の人型アイコンをクリックし、「マイコレクション」を選択するとミントするために必要なフォルダを作成するための入力画面が表示されます。必要事項を入力してフォルダが作成できたら、NFTにしたいコンテンツをアップロードして ミント 完了です。

まとめ

NFT は、自分でオリジナルコンテンツさえ用意できれば、マーケットプレイスからいつでも好きな時に ミント できます。

NFTを ミント すれば、あとは自分の手を離れて何度売り買いが繰り返されても、売上金に対して決まった割合の報酬がその都度振り込まれます。価値が評価され高値が付けば、NFT1点からでも、大きな収益を得ることが可能です。興味のある方は、NFTを ミント して売り出してみてはいかがでしょうか。

レリパでは、NFT の作成や ミント 、またマーケットプレイスのローンチをはじめとする、各種ブロックチェーン開発のお手伝いを致しております。経験豊富なエンジニアがお待ちしておりますので、ご用命の際は弊社までお気軽にご連絡ください。

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